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狂言の会~野村万作・萬斎~


久しぶりに知的な舞台を見てきました。

日本の伝統文化「狂言」あまり狂言には詳しくはないんですが、
語彙の少ないゆきえたんの薄っぺらい言葉でいうと、

コテコテのコント。
絶対にオチがついており、スベらないコント(笑)


演目

<萩大名(はぎだいみょう)>
大名 野村萬斎
太郎冠者 深田博治
亭主 野村万之介

在京していたある大名が太郎冠者の勧めで
京都は東山のある方の庭園の萩の花を見に出かけることとなった。
庭主は来客には必ず一首所望するので太郎冠者は大名は歌を教えるのだが、
大名は「そんな難しいの覚えられないよ」と。
仕方がないのでヒントとなる合図を決めて、萩の花を愛でに行った。
亭主の前で一首読むのだが、
ヒントをみても、全く違う言葉(語句)の連発で会場は大爆笑。
そんな大名に太郎冠者は腹を立てて「恥をかくがいい!!」と
さっさと立ちさってしまう。
大名が振り返ると側にいるはずの太郎冠者がいないもんだから
「え゛ーーーっ!!!太郎冠者がいない!!」って慌てふためく。
そのあたふたぶりが超面白い(爆)
男前の萬斎さんがこっけいな役をやっているので
更にオモシロさが倍増した。
オチもきちんとついて笑いでお腹一杯になりました。


<二人袴(ふたりばかま)>
舅 野村万作
親 野村万之介
太郎冠者 石田幸雄
聟(むこ) 高野和憲

舅の家では「本日はものすごい可愛がっている聟がやってくる」
と準備を整えて待っていた。
そこへ聟が登場して客先に向かって
「僕は舅からものすごい可愛がってもらっている聟です。」
と自己紹介をしたもんだから
自分で言うかよっ!!!と冒頭から大笑い(笑)

聟は気の小さい男で、舅の家の屋敷の前まで親についてきてもらう。
礼装の長袴に着替えるのだが
聟は「長袴なんてはいたことない!!」と親に着せてもらい
親を屋敷の前に残して
「長袴とはなんとも歩きにくいものだ」とロボットの如く、
超ギコチナイ歩き方で屋敷へ入って行く。
こんな調子で次から次へと笑いのネタが出てくる×2.(爆)
笑いっぱなしでしたわ。

VIVA☆狂言

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