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お豆腐の和らい~謡・舞・遊~


やっぱり日本の伝統文化サイコー!!

先日、狂言を見にいきました。
何年ぶりかな???

茂山狂言会
こちらには人間国宝さんがいらっしゃるようで。。
狂言と聞いて、嫌がってはなりません。
「笑い」が好きな人には楽しめるはずです。
だって
狂言って現代風に言うと
「舞台の上でコントをやっている」
ということですから(笑)

ちょっと心配だったのが
人間国宝の茂山千作(しげやませんさく)さんが
よろよろと歩いて舞台に出てきたこと^^;;;
だ、だ、大丈夫??
御歳86歳。
現役狂言師だ。
しゃべりはさすがにしっかりしてたわ(。・_・。)


~名古屋での演目~
会場:愛知県芸術劇場 小ホール

お話 千之丞
狂言 鐘の音  七五三・宗彦・丸石
小舞 幼けしたる物 逸平
   海道下り 松本
独吟 平家   千作
   唐音   千之丞
狂言 瓜盗人  千五郎・茂 (笛:竹市学)
狂言 呼声   あきら・正邦・逸平




狂言「鐘の音」(かねのね)

大事な息子の元服に黄金の飾りをつけてやろうと
主人は太郎冠者(たろうかじゃ)に
鎌倉に行き「金(かね)の値(ね)」を聞いて来いと命ずるが
太郎冠者が聞いて来たものは「鐘(かね)の音(ね)」
「値と音」の発音の違いで起こった笑い話。
鎌倉から戻ってきた太郎冠者が
主人に報告するが話がかみ合わない(笑)
主人は「鐘の音が元服の何の役にたつんだ!!」(怒)
太郎冠者「そんなのきちんと説明しないのが悪いんじゃ!!」(怒)
最後は仲裁人が入り一件落着します。

狂言「瓜盗人」(うりぬすびと)

出来心で瓜を盗んだ男。
訪問先への手土産として持って行ったが、
訪問先で、「こりゃ~うまい瓜だ。君の手作りかね??」
と言われ「そうです。僕の手作りです。」
とウソを言ってしまった。
「もっと食べたい」と言われてまた瓜を盗みに行く。
瓜を盗まれた瓜畑の耕作人は畑の周りに杭をうち、
かかしを立てて対策をとっていた。
そこへ再び瓜泥棒がやってきて瓜を盗んでいく。
盗んでいる最中にかかしに驚かされて頭にきて
「このかかしめオラをよくも脅かしやがって!!」
と瓜の蔓(つる)もぐちゃぐちゃにしてしまう。。
オイオイ、これって逆切れぢゃん!!(笑)
瓜畑の耕作人もだまってはおらず、
自分がかかしに変装して瓜泥棒退治に挑む。
瓜泥棒V瓜畑耕作人のコントが面白い(爆)

狂言「呼声」(よびこえ)

主人に断りもなくお暇をとり無断欠勤している太郎冠者。
主人は次郎冠者をつれて太郎冠者の家に赴く。
次郎冠者「(声色で)太郎冠者はいるかね??」
太郎冠者「(声色で)太郎冠者は留守です」
次郎冠者「っていうかあなたは誰?」
太郎冠者「隣人のもので留守を預かっている者です。」
とバレバレのウソをつく(笑)
どうにかして太郎冠者を家から引きずり出そうと
あれこれ手を替えて挑むが
そのうち楽しくなってしまって最後には
皆で踊り出してしまう(爆)


*太郎冠者・次郎冠者
太郎冠者は一番偉い使用人。次郎冠者は次に偉い使用人。